新亜光学工業はどんなモノづくりをしているの?
レンズだけがカメラ製品ではありません
カメラと聞くとなんとなくレンズや筺体をイメージしますが、多くの精密部品が組み込まれています。新亜光学工業もカメラレンズで有名な企業ですが、それだけを開発しているのではありません。
カメラにとって大切なパーツであるシャッターユニットも新亜光学工業が開発しています。シャッターユニットはカメラのシャッターを切るタイミングを制御している部分で、10万回を目処に徐々に劣化を始めます。この部分が完全に壊れてしまうと、シャッターを押したタイミングで切れない。また被写体にも大きな影響を及ぼします。オートアイリスに関してはカメラレンズに入り込む光の量を制御しています。この機能が劣化すると明るすぎてピンボケしている。または暗すぎて何も見えない写真になってしまいます。
TDNユニットに関しては暗い場所でくっきりと撮影出来る機能なので、一眼レフだけでは無く防犯カメラにも導入されています。これらのパーツは全て新亜光学工業が手掛けていて、国内はもちろんの事アジア圏で注目されています。
ケーブルと言えば新亜光学工業?
ケーブルと言えばコンセントケーブルや充電などで使うUSBケーブル。他にも様々なケーブルがあります。近年の新亜光学工業はケーブル事業にも参入していて、多くの業界から支持を得ています。
これまでは衝撃に弱く、悪天候の際は交換が必要になる事もあった光ファイバーケーブル。1本だと髪の毛ほどの細さで何本も束ねて配線するのがポピュラーでした。新亜光学工業はそれにプラスして周りを強度のある素材で包み込みコーティングしています。それによって強度が増し、悩まされていたトラブルが解決しました。
日本の海底に眠っている海底ケーブルも新亜光学工業が開発していると知っていましたか?海底ケーブルは衛星放送やインターネット回線の安定化を図るケーブルで、世界中を網羅しています。
他にも環境に優しい太陽電池プラントを海外企業と提携して開発する。中国にある支店では副資材を使う為の精密機器製造や、グリスなどのアイテムを開発しています。新亜光学工業=カメラレンズのイメージはもう古いかも知れません。